港区の港南口から海に向かって五〇階建て近いマンションが一〇棟ほど建築中もしくは分譲済である。中央区の隅田川の近くにも超高層マンションが多い。大阪市では梅田駅から裏側にあたる阪急中津駅に向かい地下道で一〇分ほどのところに、住友不動産ほか三社により五〇階建てのマンションが建設されたのをはじめ、御堂筋沿いの本町、淀屋橋、心斎橋、難波にも五〇階建て以上のマンションが次々と建設されている。大阪市中央区北浜の三越跡地には、高さ約二一○メートルで、完成時にはマンションとして日本一の高さになる超高層マンション「ザ・キタハマタワー&プラザ」の建設が始まった。下層階に阪急百貨店が出店する予定である。さらに、大阪駅のすぐ南側に位置する大阪中央郵便局も、建替え案の募集が始まった。東京への経済の一極集中の流れの影響を受けて、大阪市の失業率は大都市圏で最も高い。郊外から都市部のマンションへの急激な変化は衝撃的である。なぜこのように、都市部での超高層マンション建設が増えてきたのか?それには、規制六を掛けて四・八、つまり四八〇パーセントまでしか認められない。また、住居系の建物の場合は、容積率が四〇〇パーセントまで認められている地域であっても、道路幅(八メートル)に〇・四を掛けて三二、こちらは三二〇パーセントまでしか使えない。それが平成一四年の建築基準法改正によって、商業系の場合は掛け合わせる数字を○・六から〇・八に、住居系なら〇・四から〇・六に変更された。これによって、右記のケースであれば商業系は六四〇パーセント、住居系は四〇〇パーセントまで使えるようになった。いまは港区だけだが、いずれほかの区でもそうなると思われる。
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