日本不動産研究所の地価調査は、全国の主要都市140を対象にして、昭和11年から連続35年行なわれているものである。地価指数の足どりをたどってみると、全国市街地の土地の価格は、昭和35年9月−36年3月に21%と異常な騰貴をみせ、そのあとは40年9月−41年3月に2%の上昇率にまで下がったものの、44年3月−9月にはまたぞろ上がりはじめて10%の上昇率となり、そのあとは年々1%ぐらいずつ上昇率が低下して、46年3月―9月には6%の上昇率となった。
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3.3平方メートル当り50万円の水準にある地価が仮に2%値上がりすれば、その値上がり額は(1坪で)1万円。5%で2.5万円の値上がり額となる。地価の絶対水準がこのように異常に高騰した現実の中では、仮に数%の地価上昇率の低下があり、それを上回わる数%の勤労者所得(実質)の増加があったとしても、地価がマイホームの夢をみたす水準にまで近づくなどということはありえないわけである。