全国不動産ビジネスブログ

工期短縮はいまや常識

2011.10.14

コンクリートは打ち込む場所の打ち継ぎ面が乾いていても打ち込めない。そのため打ち水して湿らせたうえで生コンを打ち込むのだが、コンクリートは練り混ぜてから二時間以内に打ち込むのが理想だ。ところが工期を急ぐために雨の中でこの仕事をやると、生コンに雨水が混ざってしまうことがある。こうなると固まったときのコンクリートの強度に問題が生じるのはいうまでもない。また、直射日光があまり強すぎても固まったときの強度に影響が出てくる。炎天下ならムシロやシートを被せて散水しなければいけない。コンクリートの表面を乾燥させないためだ。逆に酷寒期なら保温用のシートを被せる。ひどい業者になると、コンクリートを打って三、四日してからその土に重い資材を乗せている連中もいるのだから呆れてしまう。人件費をケチるために無理な工期短縮を強行するとあとでとんでもないしっぺ返しをくらうことになる。阪神大震災で倒れたビルを見ると、私は思わずこうした手抜きを想像してしまうのである。

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